屋根がない家なんて珍しいよね。と言った長男
9歳の長男がお風呂で唐突に言った。
「こんなに白い家なんて珍しいよね。家の中も外も白いし。それに屋根が無いのも凄いよね。」
屋根が無い!?
こいつ、うちには屋根がないと思っていたのか…。
いくら低予算の家とはいえ、屋根が無いっての悲惨すぎる。
びんぼっちゃまの家も屋根はあったんじゃないだろうか…。
そういえば、妻は屋根にもこだわっていました。
屋根に求めた事
ソーラーパネルは載せないと決めていた。
なので、屋根は何でも大丈夫。
妻が求めたのは、存在感のない屋根。
壁面を伸ばして屋根を隠す方法ではなく、純粋に小さい屋根で、家のサイズと同じ大きさの屋根。
できるだけ傾斜は無いように。
屋根の縁に付いている巾木みたいなのを無くしたい。
といった事が希望だった。
で、施工業者の方と何度も相談してこの形に。

長男が屋根の存在に気が付かなかったぐらいだから、見事、妻の希望通りになったんじゃないだろうか(^^)
近くからでは屋根は全く見えない。
遠く、しかも少し高い所からじゃないと屋根は見えないだろう。
私も自分の家の屋根を見たことがない。
多分シルバーだったと思うんだけどな…。
すご~くスッキリしていて、私も良かったと思っている。
しかし実用的ではない
工務店の方の意見としては、あまり我が家のような屋根はオススメでは無かったみたいです。
その理由としては、屋根はただの飾りじゃないという事。
雨宿りの為に屋根があるわけでは無く、他にも色々な役目を果たしているので、奇抜な屋根にしてしまうと機能が損なわれるということでした。
以下、我が家の屋根のあまりオススメではない点をまとめます。
通気性
屋根は外壁とピタリとくっついているわけではなく、隙間が隙間があるそうです。
隙間があることにより、天井裏の換気、さらに、外壁と内壁との間の換気もしているそうです。
屋根と外壁との間にイーヴスベンツという隙間を埋める為の部材を入れる事によって、隙間は空いているけど、ゴミや害虫が入りにくくしつつ、通気を保っているんです。
なので、妻の要望のように、屋根材だけをペタッとくっつける訳にはいかないということでした。
それでも半分ぐらいの大きさにしてもらって目立たなくしてくれました。
傾斜
傾斜は若干ですが雪国な私の住まいでは必要です。
雪が積もりっぱなしでは潰れてしまいますからね。
ただ、一枚屋根なので雨樋は一辺にしか必要なく、その辺は金額を抑えるのに一役かっています。
しかし、雨樋の掃除は一生出来ないでしょう。
ゴミ溜まったらどうするんだろ?今度工務店の方に聞いてみます…。
軒(のき)
屋根が外壁から飛び出ている部分を軒(のき)と言います。
この軒が屋根の重要な部分らしいのです。
軒は雨風、直射日光から家の側面を守ってくれる役割を果たしています。
なので、我が家のように軒が全く無い家だと、外壁のほとんどが雨にさらされる事になります。
最悪雨漏りします。
また、直射日光もガンガン当たるので、日焼けするかも知れません。(もっとも、真っ白なので白さに磨きがかかるだけかも知れませんが…。)
屋根の軒は無いですが、リビングの大きな窓や、裏の勝手口には小さいながらも軒をつけました。
バルコニーも外壁を伸ばす事で軒をただ出すのではなく、横から見ると家の一部に見えるように工夫しました。
家での大事な要素の屋根
外観を決める上で重要な屋根ですが、見た目を求めるあまり雨漏りしたのでは最悪です。
プロの方とキチンと相談して、後々困った事にならないようにした方が絶対に良いです。
リフォームでどうこう出来るレベルではないですからね。
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