憧れの吹き抜け メリットとデメリット

私が注文住宅を建てる際に唯一憧れたものが吹き抜け。
二階にちょっとしたスペースを作って、リビングとの一体感を持てる素敵な雰囲気。
一階に居ても上にいる子供たちの様子が何となく分かる。
そんなのに憧れて吹き抜けが欲しかったんです。

けれど、そこは素人夫婦。
34坪の総二階の我が家では、どうしても間取り上、取り入れる事が出来ませんでした。

そんな吹き抜けのメリット・デメリットです。

吹き抜けのメリット

開放感と一体感。

この一言に尽きるんじゃないだろうか。
逆にこれ以外思いつかない。

一階から呼ぶと二階の子供たちに声が届いて返事する。
二階から見下ろすリビング。
高い所の窓から差し込む光。

生活を、心を豊かにしてくれる気がします。

対して吹き抜けのデメリット

残念ながら沢山出てきます。
メリットが全てデメリットになります。

まずは音

一階の音は二階へ筒抜け。
一階のテレビの音。
二階の歩く音。
二階で騒ぐ子供たちの声。
兎に角音が聞こえまくる。
ゆっくりと寝ていたい日でも子供たちのうるさい声。
『黙って寝ろー!』と言う怒声もしばしば(-_-)

掃除

高いところの窓をどう掃除しますか?

換気の為に開けることも出来ません。
当然、内側から掃除出来ませんから外側も掃除出来ません。

窓の掃除だけではなく、天井の角も蜘蛛の巣が張っても取るのは困難です。
電気はLEDがあるので長寿命なので十数年に一回の割合なので気にすることは無いかと思います。

臭い

リビングダイニングなら二階へ直撃です。
美味しそうないい匂いなら良いでしょうが、生臭い臭いなら最悪じゃないですか?
誰かが酒のツマミにスルメなんかを食べ始めた日には、換気扇では追いつかず二階へ臭いは行って、一気に家中イカ臭くなってしまいます。

冷暖房効率

吹き抜けとは高い天井。
当然、そこは誰も居ません。
けれどそこも同じ空間。
冬場の暖かい空気は真っ先に上へ逃げていきます。

夏場は暑い空気が上で滞留しているので、それほど暑いと感じることはないと思いますが、エアコンは別。
高性能なセンサーで室内を監視しています。
部屋全体が設定温度になるまでフル稼働しているでしょう。

私が思う吹き抜け

効率的にはデメリットしか思い浮かばない吹き抜け。
私が思い浮かぶだけでこれだけあるんですからね。

けれど、機能性とか効率とか以外の魅力が吹き抜けには間違いなくあります。

一階だろうが二階だろうが、どこに居ても同じ所にいるような一体感と開放感。
子供たちが小さいなら尚更求めたい部分です。
子供たちに付きっきりになる必要はないと思いますが、付かず離れずの距離は保ちたい。

正直、思春期を迎えた子供たちには迷惑な話だと思いますが…(*´ω`*)

予算が許すなら吹き抜けは欲しかったですね。
もし吹き抜けを採用するのであれば、天井でクルクル回っているシーリングファンを必ず付けましょう。
それと、防音効果の高いフローリングと扉。
最低これだけは取り入れたほうが良いと思います。

素敵な新居にして下さいね。